自己免疫により甲状腺が徐々に破壊される疾患。女性の 10-20% が抗体陽性で、機能低下症患者は日本で推定 300-500 万人。TSH / FT4 / FT3 の記録で内服量の調整と症状管理を。完全無料の AI 記録アプリ。
無料で記録を始める →橋本病(慢性甲状腺炎、Hashimoto's thyroiditis)は、自己免疫反応により甲状腺組織が徐々に破壊される慢性疾患です。ICD-11 では 5A03.1 に分類されます。1912 年に日本の橋本策博士が初めて報告したことから、世界で「Hashimoto」の名で呼ばれます。
日本では成人女性の 10-20% が抗 TPO 抗体陽性で、そのうち一部が甲状腺機能低下症を発症します。推定患者数は 300-500 万人。妊娠・出産、ウイルス感染、強いストレスが発症のきっかけになることが多く、緩徐に進行するため診断が遅れやすい疾患です。
甲状腺ホルモン不足により、全身の代謝が低下して症状が出ます:
基準値 0.4-4.0 μIU/mL。機能低下では高値。補充療法中は 0.5-2.5 を目標(症状改善優先)。
基準値 0.9-1.7 ng/dL。機能低下では低値。補充療法中は中~高値目標。
基準値 2.3-4.3 pg/mL。末梢での活性型。T4 → T3 変換異常があると症状が残る。
陽性で診断確定の補助。基準 <16 U/mL。
陽性で診断確定の補助。基準 <28 U/mL。
びまん性腫大、エコーレベル低下、内部不均一。
合成 T4 製剤。25μg から開始、体重 1.6μg/kg/日が目安。空腹時服用(朝食 30 分前)。4-6 週で TSH 再測定して用量調整。
T4+T3 混合の天然製剤。レボチロキシン単独で症状が残る場合の選択肢。ただし FT3 の変動が大きく日本では処方医が限られる。
複数の RCT で抗 TPO 抗体値の低下が報告。ブラジルナッツ 2-3 粒で約 200μg。
自己免疫疾患全般で不足が多い。25(OH)D > 40 ng/mL を目標。
セリアック病・非セリアックグルテン過敏と併発する場合、抗体値低下や症状改善の報告。
日本人はもともとヨード摂取が多い。昆布出汁・海藻の大量摂取は避ける。治療中のヨード含有サプリは禁忌。
自己免疫疾患は併発しやすい特徴があり、橋本病患者では以下に注意:
橋本病は「TSH は正常範囲内なのに症状が残る」「薬の量が合わない」「季節で症状が変動する」ことが多く、検査値と症状を継続的に記録することで適切な治療調整につながります。健康日記では以下を追跡できます: