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クローン病完全ガイド

日本の 約 7 万人が罹患する炎症性腸疾患(IBD)。生物学的製剤・栄養療法の進歩により、多くの患者が寛解を維持できる時代になりました。指定難病96号として医療費助成の対象です。

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約 7 万人
日本のクローン病患者数(20〜30代の若年層に多い)
指定難病 96 号
特定医療費支給認定で医療費助成が受けられる
内視鏡的寛解
生物学的製剤で粘膜治癒を目指す「Treat to Target」戦略

クローン病とは

クローン病(Crohn's disease)は、消化管の全域(口から肛門まで)に慢性的な炎症を起こす炎症性腸疾患(IBD)です。特に回腸末端と大腸に好発し、腸壁の全層に及ぶ炎症・潰瘍・線維化が特徴です。潰瘍性大腸炎(UC)とともに二大IBDとして知られています。

免疫異常(腸内細菌に対する過剰な免疫反応)と遺伝的素因、環境因子(食生活の西洋化・衛生仮説)が複雑に絡み合って発症します。20〜30代の若い世代に多く、男性がやや多いですが、女性にも多くの患者がいます。

主な症状

🍽️ 消化器症状(特徴的)
🌡️ 全身・腸管外症状

診断の流れ

治療選択肢

🍼 栄養療法(日本独自の標準治療)

成分栄養剤(エレンタール等): アミノ酸・ブドウ糖・脂肪(極少量)を主成分とする液体栄養剤。腸管安静を保ちながら栄養補給ができ、日本ではクローン病活動期の治療として保険適用されています。1日1〜2パックを飲むか、経鼻経管栄養で投与。欧米より日本で普及している治療法です。

💊 薬物療法

5-ASA(メサラジン): 軽症の大腸型クローン病に。ステロイド(プレドニゾロン・ブデソニド): 活動期の症状制御に有効だが長期使用は避ける。アザチオプリン・6-MP: 寛解維持に使用する免疫調整剤(効果が出るまで3〜6ヶ月)。

🔬 生物学的製剤(中等症〜重症の主力)

TNFα阻害薬:ヒュミラ(アダリムマブ)2週1回皮下注射。②レミケード(インフリキシマブ)点滴(初回4週)。③シンポニー(ゴリムマブ)月1回皮下注射。

インテグリン阻害薬: エンタイビオ(ベドリズマブ)— 腸選択性が高く全身免疫への影響が少ない。TNFα阻害薬無効例に。

IL-12/23阻害薬: ステラーラ(ウステキヌマブ)— 初回点滴後は8週1回皮下注射。安全性プロファイルが良好。

IL-23阻害薬: スキリージ(リサンキズマブ)— 2023年日本承認。12週1回皮下注射。

記録が再燃予防を助ける理由

クローン病はフレア(再燃)と寛解を繰り返します。再燃の予兆を記録で早期に捉えることで、受診タイミングを逃さず、治療の調整が早くなります。記録すべき項目:

AI が Harvey-Bradshaw Index(HBI)相当の活動性評価を行い、フレアの予兆を検出。消化器内科医との受診前に「腸の状態サマリー」を自動作成します。

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