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ドライアイ・眼精疲労の症状記録・治療管理アプリ

ドライアイは涙液の量または質の異常により、目の乾き・異物感・充血・視力変動が起きる慢性疾患で、国内約2,200万人(成人の5人に1人)が罹患しています。VDT(PC・スマホ)作業や冷暖房、コンタクトレンズが主要増悪因子であり、マイボーム腺機能不全(MGD)による涙液脂質層の異常が最多の病態です。健康日記は、点眼回数・目の乾き・充血・充血スコアを毎日記録し、環境因子(湿度・作業時間)との相関を可視化して眼科受診時に詳細な経過を提供します。

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約 2,200 万人
国内ドライアイ患者数 — 成人の5人に1人(日本涙液学会推計)
VDT 作業者の約 60%
がドライアイ症状 — スマホ・PCの瞬目回数は通常の1/3
約 70% が症状改善
適切な治療で — ジクアホソル・レバミピドの二剤併用が有効

ドライアイとは

ドライアイ(乾性角結膜炎、Dry Eye Disease: DED)は、涙液の量・質・分布のいずれかに異常が生じ、眼表面に障害が起きる慢性疾患です。ICD-10 コードは H04.1(涙器の障害)に分類されます。国内の推計患者数は約2,200万人に上り、成人の5人に1人が罹患しているとされます。

涙液は「水層(涙腺由来の水分)」「油層(マイボーム腺由来の脂質)」「ムチン層(杯細胞・角膜上皮由来のムチン)」の三層構造から成り、このいずれかの異常がドライアイを引き起こします。現在最も多い病態は、マイボーム腺機能不全(MGD: Meibomian Gland Dysfunction)による涙液蒸発亢進型ドライアイです。

VDT(スマートフォン・PC・タブレット)の普及により、まばたき回数の減少と涙液の蒸発増加が社会的問題となっています。冷暖房による室内乾燥、コンタクトレンズの長時間使用、加齢、女性ホルモンの変動(特に更年期)も主要な増悪因子です。

記録が役立つ理由

健康日記でドライアイ・眼精疲労を管理するメリット

症状

主な自覚症状
増悪因子

診断

ドライアイの診断は眼科・角膜専門外来で行われます。自覚症状の問診に加えて、以下の客観的検査を組み合わせて総合的に診断します。

治療選択肢

主な治療薬

人工涙液(ヒアルロン酸点眼・ポリビニルアルコール製剤): 涙液を補充する基本的な対症療法。ヒアルロン酸は高い保水性を持ち、ティアバランス®・ヒアレイン®などが処方されます。防腐剤(塩化ベンザルコニウム)を含まない製剤が長期使用に適しています。

ジクアホソルナトリウム点眼(ジクアス®): P2Y2受容体を刺激し、水分とムチンの分泌を促進する処方薬。1日6回点眼。人工涙液への反応が不十分な場合に追加します。

レバミピド点眼(ムコスタ点眼® UD): 角膜上皮のバリア機能を修復しムチンの産生を促進。ジクアホソルと併用すると相乗効果が期待されます。1日4回点眼。

サイクロスポリン点眼: 免疫抑制・抗炎症作用を持つ処方薬。炎症を伴う重症ドライアイ(シェーグレン症候群関連等)に適応。効果発現に数週間〜数ヶ月かかります。

市販人工涙液(ロートドライエイド®等): 処方不要で入手可能。軽症の乾き症状に有効ですが、ジクアホソルやレバミピドの代替にはなりません。

非薬物療法

マイボーム腺温罨法(ホットアイマスク): マイボーム腺の詰まりを温熱で溶かし分泌を改善。市販のホットアイマスクを40〜42℃で5〜10分間、1日1〜2回実施。MGDに有効。

IPL(強パルス光)療法: マイボーム腺機能不全に対する光治療。眼科クリニックで行う医療処置。毎月1回×4回程度を1クールとして実施。

涙点プラグ: シリコン製の小さな栓を涙点(涙の排出口)に挿入し、涙液を眼表面に保持する処置。点眼薬で効果不十分な中等症〜重症例に適応。可逆的な処置で外来で施行可能です。

コンタクトレンズ管理: 1日使い捨てへの変更・シリコーンハイドロゲルレンズの選択・装用時間の制限。ドライアイ対応設計レンズを眼科医と相談して選択します。

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よくある質問

Q: ドライアイは治りますか?

VDT眼精疲労型は環境改善で軽快しますが、MGD・免疫性は長期管理が必要です。約70%の患者で適切な治療により症状が有意に改善するとされています。

Q: コンタクトレンズは使えますか?

1日使い捨て・ドライアイ対応レンズが推奨されます。症状のひどい日や長時間のPC作業が続く日は「コンタクト休眠日」を設けてメガネに切り替えることも有効です。必要に応じ眼科医に相談のうえ装用スケジュールを設定してください。

Q: 点眼薬はどれが効きますか?

まず人工涙液から始め、効果不十分な場合はジクアホソル→レバミピドの追加が標準的な流れです。重症例では涙点プラグやサイクロスポリン点眼も選択肢になります。眼科医と症状・原因に合わせて選択してください。

Q: PCを長時間使う仕事です。予防法は?

20-20-20ルール(20分作業→20フィート先を20秒見る)の実践、意識的まばたき、画面位置を目線より下に調整、加湿器で室内湿度40〜60%維持、エアコンの風が目に直接当たらないよう工夫することが有効です。

Q: 市販の目薬と処方薬は違いますか?

ジクアホソルやレバミピドは処方専用薬で、ムチン分泌促進・角膜上皮修復という市販品にはない作用機序を持ちます。市販品は軽症の対症療法に有効ですが、中等症以上には眼科での処方薬が必要です。

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