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めまい(BPPV・メニエール病)の症状記録・治療管理アプリ

めまいは受診理由の第3位を占める一般的な症状ですが、原因によってBPPV(良性発作性頭位めまい症)・メニエール病・前庭神経炎・中枢性めまいと治療法が全く異なるため、正確な診断と記録が重要です。BPPVは頭位変換に伴う短時間の回転性めまいで耳石置換法(エプリー法)が有効であり、メニエール病は低音域難聴・耳鳴りを伴う繰り返す発作性めまいで塩分制限・イソバイドが基本治療です。健康日記は、めまい発作の頻度・持続時間・誘発姿勢・難聴の変化・服薬記録を継続記録し、耳鼻科受診時の詳細な病歴提供をサポートします。

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受診理由 第3位
めまいは頭痛・腰痛に次いで多い受診理由(日本)
約 40%
BPPV(良性発作性頭位めまい症)がめまいの最多原因
約 80% が改善
耳石置換法(エプリー法)によるBPPV改善率(1〜3回の施術)

めまいとは

めまい(Vertigo / Dizziness)は、自分や周囲が回っているような感覚(回転性めまい)、またはふわふわ・ゆらゆらとした浮動感(浮動性めまい)を主症状とする症候群です。ICD-10コードはH81(前庭機能障害)に分類されます。

めまいの原因は大きく「末梢性(内耳・前庭神経由来)」と「中枢性(脳・脳幹・小脳由来)」に分かれます。末梢性めまいはBPPV・メニエール病・前庭神経炎などが代表的で、全体の約80〜85%を占めます。中枢性めまいは脳卒中・脳腫瘍・多発性硬化症などによるもので、神経症状を伴うことが多く緊急対応が必要です。

同じ「めまい」でも原因疾患によって治療法が根本的に異なるため、発作の記録(いつ・どんな状況で・どれくらい続いたか)が正確な診断の鍵になります。

主なめまいの原因と特徴

BPPV(良性発作性頭位めまい症)— 最多原因・約40%

耳石(炭酸カルシウムの結晶)が半規管内に迷い込み、頭を動かすたびに内リンパ液の異常な流れを引き起こす疾患です。特徴は「頭位変換(起き上がり・寝返り・上を向く・前かがみ)で誘発される激しい回転性めまい」で、持続時間は通常30秒〜1分以内と短く、自然に治まります。難聴・耳鳴りを伴わない点がメニエール病との重要な鑑別点です。耳石置換法(後半規管型ではエプリー法、水平半規管型ではバーベキュー法)が第一選択治療です。

メニエール病 — 繰り返す発作性めまい+難聴+耳鳴り

内耳の内リンパ液が過剰になる「内リンパ水腫」が原因と考えられている疾患です。診断基準は①繰り返す(2回以上)発作性めまい(20分〜12時間持続)、②低音域の感音性難聴、③耳鳴りまたは耳閉感の伴発です。発作を繰り返すごとに難聴が進行する可能性があり、塩分制限・イソバイドシロップ・ベタヒスチンによる内科的治療が基本です。重症例では中耳加圧治療・ゲンタマイシン鼓室内投与・内リンパ嚢手術が検討されます。

前庭神経炎・その他の末梢性めまい

記録が役立つ理由

主な治療薬

ベタヒスチン(メリスロン): 前庭微小循環改善・ヒスタミンH1受容体刺激。メニエール病の発作予防・症状軽減に広く使用されます。

イソバイドシロップ(イソソルビド): 内リンパ水腫の軽減を目的とした浸透圧利尿薬。メニエール病の基本治療薬。1日3回食後に服用。

ジフェニドール(塩酸ジフェニドール): 急性めまい発作時の対症療法薬。前庭機能抑制作用。

ジメンヒドリナート(ドラマミン): 抗ヒスタミン薬。急性めまい・悪心・嘔吐に使用。眠気に注意。

アデノシン三リン酸(ATP製剤): 内耳循環改善・蝸牛機能保護。突発性難聴・メニエール病補助療法。

ゴニポリン(ビタミンB1/B12): 神経保護・前庭神経機能回復補助。前庭神経炎の回復期に使用されることがあります。

健康日記で記録できること

よくある質問

朝起き上がる時や寝返りでめまいがするのはBPPVですか?

はい、頭位変換(起き上がり・寝返り・上を向く)によって引き起こされる短時間(30秒〜1分程度)の激しい回転性めまいはBPPV(良性発作性頭位めまい症)の典型的な症状です。後半規管型(最多)ではエプリー法(耳石置換術)が有効で、1〜3回の施術で約80%が改善します。耳鼻科または前庭専門外来での診断と施術をお勧めします。

メニエール病はどう診断されますか?

メニエール病の確定診断基準は「①繰り返す(2回以上)の発作性めまい(20分〜12時間持続)、②低音域の感音性難聴(純音聴力検査で確認)、③耳鳴りまたは耳閉感の伴発」です。グリセロールテスト・ECoG(蝸電図)・MRIによる内リンパ水腫描出(HYDROPS評価)などで確認されます。一側性・繰り返す発作性めまい・難聴・耳鳴りの3つが揃う場合は早めに耳鼻科を受診してください。

耳石置換法(エプリー法)は自分でできますか?

エプリー法は自己実施用の動画や指導も存在しますが、正確に行うには訓練が必要で、誤った実施では効果がないか症状を悪化させることがあります。また中枢性めまい(脳卒中・脳腫瘍)をBPPVと誤判断して施術することは危険です。初回は必ず耳鼻咽喉科で診断・施術を受け、再発時の自己施術について指導を受けてください。

メニエール病の塩分制限はどれくらいにすればよいですか?

メニエール病の発作予防には1日6g以下の塩分制限が推奨されています。内リンパ水腫(内耳に水がたまった状態)はナトリウム摂取過多で悪化するため、醤油・味噌・漬物・塩分の多い加工食品を控えることが基本です。日本の平均塩分摂取量(10〜11g/日)から半減させる必要があるため、減塩食の記録と継続的な自己管理が重要です。

めまいが続いているが脳卒中など危険なめまいの見分け方は?

以下の「危険なめまい」のサインがあれば直ちに救急受診が必要です:①激しい頭痛を伴う、②顔面麻痺・手足の麻痺・しびれ・ろれつが回らないなどの神経症状、③複視(ものが二重に見える)、④意識障害・失神、⑤立てない(小脳失調)。これらの症状がなく、頭位変換で誘発される短時間のめまいはBPPVが最も多く、内耳性の原因が疑われます。

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