がんばった翌日に動けなくなる。その波を先に読む
調子のよい日に用事を片づけた。その翌日、あるいは翌々日に、電池が切れたように動けなくなる。前の日にがんばったからだと言われても、どこまでなら大丈夫なのかは誰も教えてくれない。この波と長く付き合っている方に、まずお伝えしたいことがあります。あなたの感じている落ち込みは、気合いの問題ではありません。多くの方が同じ順番で同じことを経験しています。
落ちるのは、その日ではなく、あとから来ます
この波のわかりにくさは、原因と結果のあいだに時間が空くところにあります。動いたその日は意外と平気で、落ちるのは半日あと、一日あと、二日あと。だから、その日の記録だけを見ていても因果がつながらず、まわりからは「きのうは元気だったのに」と見えてしまいます。
見えるようにするには、時刻のまま並べるしかありません。何時に何をして、その何時間あとに何が起きたか。日ごとに丸めてしまうと、この時間差はきれいに消えてしまいます。
自分の限界線は、他人の平均では決まりません
一日何歩までなら大丈夫か、人と会うのは何時間までか。この線は人によってまったく違い、同じ人でも時期によって動きます。だから、誰かの目安をそのまま当てはめるのではなく、自分の記録から測り直すことに意味があります。歩数や心拍が上がった日と、そのあと数日の体調を並べていくと、自分がどのあたりで落ちやすいのかが、数字のかたちで見えてきます。
cares は、この突き合わせを肩代わりします。書いていただいたひとことと、機器から届く歩数や心拍や睡眠を、日ごとに丸めずに時刻のまま並べ、何時間あとに何が起きやすいかを機械的に探します。見つかったつながりには、何日ぶんの記録から出たのかと、確からしさを必ず添えます。たまたま重なっただけのものを、あなたの発見ですとは申しません。
わかってきたら、使い道は「先回り」です
自分の波が見えてくると、次にできるのは先回りです。予定の多い日の前後を空けておく、外出のあとは何もしない日をあらかじめ置く、落ちる前に休みを差しはさむ。落ちてから休むのではなく、落ちる前に休むほうが、戻りが早いことがよくあります。
無理のない範囲で、ということばは曖昧に響きますが、記録があれば具体になります。きょうはここまで、と自分の数字で言えるようになることが、この波と付き合ううえでいちばん大きな助けになります。
ひとつだけ守っていただきたいことがあります。胸の強い痛み、手足のまひ、ろれつが回らない、死にたいという強い気持ち。こうした急を要するサインがあるときは、記録より先に受診や相談の窓口につながってください。
動いた翌日に決まって落ちる方へ。まずは登録なしで、きょうのからだをひとこと入れて、どんな見方が返ってくるかを確かめてみてください。
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